「月給○円」と伝えていても、候補者が基本給の額だと理解し、企業は固定残業代込みの総額を示していることがあります。採用時には総額を強調する前に、給与の構造を分けて説明してください。
日本在住の外国人材を採用する企業様へ。基本給・固定残業代の内訳が候補者に伝わる求人条件になっているか、紹介依頼の前に整理できます。
外国人材の紹介を相談する →先に押さえる判断
固定残業代を採用する求人では、固定残業代を除いた基本給、固定残業代の額と対象時間数等、超過分を追加で支払う旨を明示します。固定残業代があることと、労働時間を適正に管理することは別であり、無制限に残業させられる制度ではありません。
候補者へ渡す説明表では、通常の労働時間、基本給、固定残業代、対象となる時間外労働等、超過時の扱いを一つずつ確認できるようにします。固定残業代以外の手当も同じ欄へまとめず、支給条件を分けます。書面の数値と面接担当の説明が一致しているかも点検してください。
対象時間数を毎月必ず働く時間と説明したり、実際の時間外労働が超えた分も総額に含まれると説明したりすると、判断を誤らせます。候補者が他社の給与と比較するときには、所定労働時間と固定残業代を外した部分を確認できる情報が必要です。具体的な計算に疑問がある場合は、労務の専門家等へ確認します。
確認シート
表は左右にスクロールすると、すべての列を確認できます。
| 分ける項目 | 確認すること | 残す資料・回答 |
|---|---|---|
| 通常の賃金 | 固定残業代を除く基本給・通常手当 | 月額と支給条件 |
| 固定残業代 | 金額・対象時間数・対象の労働 | 明示する内訳 |
| 超過分 | 対象を超えた場合の追加支払 | 計算方法と説明担当 |
進め方
- 求人票・労働条件通知書・面接資料の給与内訳を突き合わせる。
- 候補者が理解できる方法で通常賃金と固定残業代を分けて説明する。
- 超過分の扱い、実労働時間の記録、質問への回答を確認してから最終条件を提示する。
伝える文例
この総額のうち基本給はいくらで、固定残業代はいくら・何時間分か、超過した場合にどう支払うかを分けてご案内します。
思い込みを避ける
「残業手当あり」という見出しだけでは、固定か実績払いか判別できません。対象時間数を減らすなど条件を変更した場合には、総額が同じでも内訳を改めて確認・明示してください。
よくある質問
固定残業代があれば超過分は不要ですか?
不要にはなりません。実際の時間外労働等に応じ、法令上必要な超過分を支払います。
総額が同じなら他社と同条件ですか?
所定労働時間、固定残業代、手当の支給条件が異なれば、総額だけでは比較できません。
TGPで給与制度そのものを設計しますか?
TGPは職業紹介のために求人条件を確認します。制度設計や法的な労務判断は適切な専門家への確認が必要です。
株式会社TreeGlobalPartnersは、日本在住の外国人材の職業紹介を行います。海外在住者の招へい、建設分野の求人紹介は取り扱っていません。
確認した一次資料・公式情報
本文は表示した情報確認日に取得した公式資料と、採用条件を整理するための実務上の提案に基づきます。チェック表や文例は法定様式ではありません。個別の労務・契約・在留判断は事情により異なるため、具体的なケースについては専門家へのご相談をおすすめいたします。